派遣就業の悩み相談

派遣の仕事にやりがいがないと感じる5つの理由と3つの対処法

仕事をする時に「やりがい」を求める人はたくさんいます。やりがいがある仕事の方が達成感や充実感を得られますし、自分が成長したと思える瞬間がたくさんある、というのもやりがいを求める理由の一つでしょう。また、仕事に前向きに取り組むことにより働きぶりを評価されますし、将来のキャリアも明るくなっていく気がします。

しかし、派遣社員の仕事は正社員と比較すると、なかなか「やりがい」を感じるのが難しいかもしれません。

派遣社員の仕事にやりがいがないと感じてしまう大きな理由

正社員と派遣社員の大きな違いの一つに、「仕事の幅」があります。

正社員がいろんな業務やプロジェクトに挑戦できるのに対し、派遣社員は契約上決められた仕事のみを淡々とこなすことになります。そのため、派遣社員は単純作業や、ルーチンワークが非常に多いのです。

単純作業が多いだんだんと仕事に飽きてしまい、モチベーションが下がってしまいます。そんな時に他の小さなことの積み重ねで、更にやりがいがないと感じてしまうこともあるでしょう。

やりがいがないと感じてしまう、代表的な5つの例をご紹介します。

1.自分の仕事が何の役にたっているかわからない

派遣の仕事で多くの人が感じてしまうのが、自分の仕事が誰の役にたっているのか、何の役にたっているのかがわからない、ということです。正社員で仕事をしていれば、プロジェクトの全体像を把握することができますし、会社の方針についても知ることができます。自分の仕事がどのようにプロジェクトに影響するのか、理解がしやすいはずです。

しかし、派遣社員の仕事は業務範囲がとても狭いことが多いだけでなく、ミーティングにも参加できないことがあります。そのため、プロジェクトの全体像が見えないだけでなく、何のために業務を行っているのかわからなくなってしまうのです。

全体像が見えなくても、行っている仕事の先にいるだろうクライアントや顧客のことを想像すると、少しやりがいが見いだせるかもしれません。

2.派遣先の仕事内容が自分の希望やスキルと合っていない

やりがいを感じられないのは、そもそも仕事内容が希望と異なっているという場合もあります。

仕事紹介された時は「電話応対不要のデータ入力の仕事だったのに、「実際は電話応対が業務の割もあった」ということや、「プログラミングをやるはずが、Excelでのデータ整理の仕事だった」ということも残念ながらあります。

スキルに関しても「Excelはデータ入力しか使ったことがないのに、関数やマクロを多用する仕事だった」ということもあるでしょう。

原因としては派遣会社の営業担当が仕事内容をきちんと把握していなかったのかもしれませんし、勝手な思い違いをしていたせいかもしれません。しかし、原因がどうであれ、自分の希望と全く合わない仕事にあたってしまうことは多々あるのです。

自分のやりたい仕事ではないというだけでモチベーションが下がりますし、やる気もわかないのは当然のことかもしれません。

3.どんなに頑張っても、褒めてくれる人がいない

仕事を頑張ったら、やっぱり褒めてほしいと思うのが人間です。誰かに褒められることで仕事への充実感を得られ、次の仕事に取り組む時も前向きでいられるものです。

しかし、どんなに頑張って目標を達成したとしても誰も褒めてもらえなかったら、モチベーションを維持することは難しいかもしれません。上司にちょっと一声かけてもらえるだけでもだいぶ違うものですが、一言もかけてもらえない時にはガッカリしてしまいますよね。

派遣先によっては「仕事はできて当たり前、目標達成も当たり前」という考え方、社風の企業があります。

そんな派遣先にあたってしまった時には、自分自身を褒めることや、家族や友人に褒めてもらうことが大切かもしれません。

4.仕事ぶりを正当に評価してもらえず、待遇に不満がある

仕事を頑張ったら、頑張った分だけ評価をしてもらいたいですよね。その評価が派遣社員に最も反映されるのが時給などの待遇面です。しかし、残念ながら派遣社員の時給が上がる機会はそんなに多くありません。

時給が上がるということは、派遣先から派遣会社へ支払われる金額が上がるということになります。

中には派遣会社の好意で、派遣先の支払い額は変わらず派遣社員の時給を上げるということはありますが、その場合には数十円程度の時給変更がほとんどです。

そのため、大きく時給を上げてもらうには派遣先に評価をしてもらわなければならないのですが、残念ながら派遣先もコストは上げたくないと考えることが多いようです。

いくら頑張っても時給が変わらないのであれば、「最低限のことだけやろう」と考えてしまうのも頷けます。

5.「こんな人になりたい!」と思う憧れの人が派遣先にいない

自分が成長をするには、憧れや尊敬できる人が必要です。スキルや経験、人柄など、憧れる理由は様々ですが、どのような憧れでも構いません。誰かに「こういう人になりなさい」と言われるのとは違い、「こんな人になりたい!」と自ら思うことで努力を重ねることができるからです。

しかし、派遣先に憧れる人がるとは限りません。もしかしたら、「こんな人にはなりたくない」と思う人しかいないかもしれません。そのような環境で働いていると、自分自身の成長につながることが少なく、自分の将来が不安になってしまう可能性もあります。

しかし、派遣先企業の人を変えてもらうというのはまず難しいですし、こればかりは我慢するしかありません。仕事以外のプライベートや学びで、憧れの人を見つけたり、自分の将来を明るくする努力が必要になるでしょう。

派遣社員で前向きで働くには、小さなやりがいから見出すのがポイント

なんとなくやりがいがないと感じはじめると、仕事を辞めたいと考えることもあると思います。

一度「辞めたい」と考えだすと退職することばかり頭に浮かんでしまいますが、少し考え方を変えて、小さな「やりがい」から見出していくことが重要です。

小さな「やりがい」であっても、それが自分の支えとなり、前向きに仕事ができるようになることがあるのです。

では、どうすれば前向きな気持ちに変換することができるのか、3つの方法をご紹介します。

1.自分が本当は何をしたいのか考え直してみよう

なんとなくやりがいがない、思っていたことと何かが違う、という漠然な思いからモチベーションが下がっていることもあります。よくわからないけれど小さな不満が積み重なっている状態だと思うこともあるはずです。

そんな時は、まず自分が本当にやりたいことは何なのか、今の派遣先ではそれが出来ているのかを考えてみると良いでしょう。

いくつかの原因や不満が出てきた時は、解決できるものがないか考えてみます。自分次第で解決できることがあるのであれば、まずは実行してみることも大切です。

また、頭の中が整理されてくると、忘れていたやる気を探し出すことができるかもしれません。

意外とやりたいことが出来ていたと気付くことができれば、毎日が明るく、前向きに仕事に取り組めるようになるはずです。

2.どんな些細なことでもOK!目標を設定してみよう

やりがいがないと感じている時は、仕事に対する目標もなくなりがちです。自分で仕事の目標を立ててみることで、やりがいを持てることもあります。

仕事をするからには「誰かの役に立ちたい」などと思うことはありますが、そこまで大きな目標をたてる必要はありません。「1時間で20件のデータ入力をする」「午前中に資料整理を終わらせる」などの簡単な目標で構いません。小さな目標を立て、それを達成していくことができれば、自然と達成感や充実感が生まれてくるものです。

小さな目標を達成していくことは意外に重要なことで、仕事のスピードアップや正確性の向上につながることができ、気づけば派遣先や派遣会社から良い評価をしてもらえるということもあります。

簡単に達成できるような目標からスタートしてみるのも良いでしょう。

3.自分の仕事の枠にとどまらず、視野を広げてみよう

先ほども記載した通り、派遣社員の仕事はとても限定的で、仕事の幅が狭いのが特徴です。同じ仕事だけを行っていると視野が狭くなってしまうので、時には他の人の仕事にも目を向けてみると新たな発見が出来ることがあります。自分の役割や、プロジェクトの全体像が見えてくるかもしれません。

また、周りの人に目を向けることにより、業務の効率が悪い部分、不足している工程などに気付くことができます。ちょっとしたことでも改善を提案することで、派遣先としては大幅な工数を削減できたり、見落としていたことに気付けることがあります。

派遣社員として働いている以上、言われた仕事だけを行えばいいのですが、視野を広げることで自分自身の作業効率の向上やスキルアップできるでしょう。

派遣先をどうしても辞めたいと思ったら、転職するのも一つの手段

やりがいを求めて色々やってみたものの、どうしてもやりがいが見いだせない時には、転職するのも一つの手です。

派遣社員は期間の定めがある働き方ですから、派遣期間を更新しなければならない訳ではありません。派遣期間が終了するタイミングで辞めることは全く問題がないのです。とはいえ、すぐに仕事が見つかるとは限りませんので、次の仕事を決めておくことが大切です。

また、次の仕事が決まったとしても、基本的には派遣期間が終了するまで働く必要があります。

辞めるとなると仕事が適当になってしまうこともありますが、円満に退職し、気持ちよく次の仕事をはじめたいものです。

派遣契約終了まではきちんと勤めることを目標とし、仕事に取り組むようにしましょう。