派遣就業の悩み相談

派遣先の人間関係で悩んだら~対処法と仕事上の付き合い方3選~

仕事をする上で一番悩みの種になるのが人間関係。

特に派遣で働いている方は数カ月単位で職場が変わって、その都度いろんなタイプの人間と関わらないといけないため、気疲れも多いですよね。中にはストレスが大きすぎて、「なんだか仕事に行きたくないな…」という方も多いと思います。

そこで本記事では、派遣の方がよく経験する職場での人間関係の悩みについて、対処法や付き合い方を詳しくご紹介します。派遣社員の方必見!手遅れになる前に日頃の職場環境をぜひ見直してみて下さいね。

ストレスの原因に!派遣の人間関係の悩みは複雑

とにかく派遣の方にとって人間関係の問題は複雑です。基本的に短期の仕事を数か月ごとに更新していくというスタイルなので、すぐ職場の環境になじめない方にとってはちょっとツラいですよね…。

職場の人の顔と名前が全部一致しない、お互いのことを良く知らない、といった浅い人間関係にも関わらず一人前の仕事を求められる…考えただけでも、なんてシビアなのでしょう。

派遣の方の人間関係は大きく分けて上司との人間関係、同僚との人間関係の2つに分かれます。

【パワハラ・セクハラ】上司との人間関係・どうすればいい?

派遣の方の、上司との人間関係の悩みで多いのがパワハラです。特にパワハラの中でも最近じわじわと認知度が上がっている「モラハラ」が大きな問題となっています。

モラハラは暴力はふるわないものの、きつい言動や態度で相手を傷つけ追い詰めていくというものです。分かりやすく言うと「派遣のくせに」という差別的な考えが言動や態度に出てしまうことですね。正社員である上司が非正規雇用の派遣社員を見下す、自分のいいようにこき使うというケースは全国的に横行しています。

中にはこのような立場の違いを理由に、「正社員にしてやるから」などと甘い言葉をふきかけ見返りとして性的な関係を要求する悪質なセクハラも。

このようなモラハラ、セクハラに対処するには、まず加害者の上司のさらに上の役職の人間に相談・直訴しましょう。これを行うことで、あなたが「パワハラ、セクハラを受けたという訴えがあった」という証拠を残すことができます。

そして改善しない場合は派遣会社の担当者に訴え、派遣先の会社に交渉をしてもらいましょう。これは派遣社員が持つ特権とも言え、上司の変更や部署の移動など適切な処理をしてもらえる可能性が高まります。それでも状況が改善しないという場合は、最終手段として労働基準監督署に通告しましょう。労災認定を受けられます。

【敬語?タメ語?】同僚との人間関係・どうすればいい?

正社員の同僚との人間関係では、上司との関係のようにハラスメント要素は少ないようです。万一同僚の正社員からハラスメントのような扱いを受けた場合は、上記と同じ対処法を取りましょう。

同僚との関係で悩むのが職場での距離感、すなわちタメ語を使って親しく話すのか、敬語を使って礼儀正しく接するのかという問題ですよね。

結論から言うと、職場では敬語で統一するのが一番ストレスが少ないです。確かに派遣の方の悩みを聞いていると、派遣先では同僚が年下ばっかりで逆に気を使われるのもストレスになったりしています。

あくまでも仕事上の人間関係と割り切り、あまり深入りはしないという立場で相手の年齢に関わらず敬語を使うようにしていれば、トラブルも少なく仕事を乗り切ることができます。

空気を読んで賢く行動!職場内での無難な振る舞い方

派遣の方は正社員と違い、何年も同じ職場で過ごすことはまれです。そのため、先ほど言った同僚との人間関係のように当たり障りのない「無難な」人間関係を築くことを目標にしてみましょう。

ここでは職場でのちょっとした同僚・上司との付き合い方での悩みについて、対処法を考えてみましょう。派遣の方が人付き合いを意識するタイミングとして、「部署内の派閥との付き合い方」「ランチの付き合い」「飲み会の付き合い」の3つのケースに分けて説明いたします。

部署内の派閥、無視するべき?所属すべき?

派遣先の会社の所属部署で派閥争いがあったりしたら、正直面倒ですよね。特に女性同士の派閥争いほど、ドロドロしたものはありません。

こういった派閥問題に関する悩みは、派遣先や派遣会社に相談しても、まともに取り合ってもらえないケースがほとんど。特に派遣会社は派遣先とのトラブルを避けるため、できれば穏便にすませたいという意識があります。

そのため、このような場合はどの派閥にも属さず距離を取るのが正解。仮にどこかの派閥に属してしまうと、敵対する派閥から派遣ということで攻撃対象になりやすいのです。ここでも無難を貫きましょう。

まれに、どの派閥にも所属していないからという理由で、社員全員から距離を置かれ嫌がらせを受けるというケースもあります。その場合は契約を更新せず最短期間で辞め次の職場を紹介してもらいましょう。

ランチは一人で食べる?それとも同行するべき?

ランチの時の行動は、その場の空気に任せて楽なように振舞えば良いのです。無理に同僚とのランチに同行する必要はありません。

そもそも、派遣社員の方はお昼休憩を交代でとらないといけない、休憩時間が短くゆっくりランチに行く暇がない、などの理由で多くの方が一人でお昼を食べる状況になっています。それに職場では一人でお昼を食べていても特別珍しいことではありません。

したがって、特に誰かとランチをしたくないのであれば、誰かから誘われない限り一人で過ごす方が無難です。また、同じ部署にいる他の派遣社員とランチをするのもおススメです。立場が同じということもあって、悩みやストレスを共有できるため良い息抜きになりますよね。

飲み会には行かない?それとも顔を出すべき?

派遣の方にとって、なぜ飲み会に行く・行かないで悩むかというと「お金」の問題が大きいのですね。

職場の人間関係が良好で親睦を深めたい、飲み会の雰囲気やお酒が好き、という方でも限られた派遣の収入の中で飲み会に参加するのはちょっと…とためらう方も多いはず。

おススメとしては、ずばり「お金に余裕がないなら断るべき」です。

派遣社員の悩みをリサーチしたところ、派遣社員で飲み会を断ったために人間関係が悪化したというケースはほとんど見受けられませんでした。そのため、自分のプライベートを優先させたいなど、少しでも飲み会参加によるストレスがあるのならスパッと断ってしまってOKなのです。

会社負担の飲み会などが開催された時に、気が向いたら参加するのはいいですね。

どうしても我慢できない!人間関係が苦痛で派遣を辞めたい場合

無難に人間関係の問題を乗り切ってきたけど、やっぱり今の職場は自分には合わない!苦痛だ!という方は今の派遣先を辞めるべきです。

会社の雰囲気や体質はそうそう変わるものではありませんし、そこに無理して居座る必要もありません。短期間で職場を変えることができる派遣ならではの強みを生かして思い切って辞めてしまいましょう!

ただ、辞めたあとのことも考えて、辞めるタイミングと理由については慎重に考える必要があります。

【転職に響かないために】辞める理由をどう説明するといいの?

この記事を読んで派遣先を辞めようか迷っているあなたは、おそらく人間関係がストレスで辞めたい、と思っているのではないでしょうか?

しかし、「人間関係が苦痛で辞めたい」ということを正直に言うと引き留められる可能性が高いです。なぜなら派遣会社は何事も穏便に済ませたいから。そこで違う理由を提示する必要があります。

そのため理由としては「自分の体調が悪化した」「介護など家庭事情のため」という自己都合のもので、派遣会社としても辞めさせざるを得ない理由を挙げる方が無難なのです。

これははっきり言ってウソの理由を言うことになるため、病状や家庭事情などは曖昧にしておきましょう。万一診断書などの証明をするよう求められたときに困るからです。

更新前に辞めるのはダメ?辞めるのにベストなタイミングは?

理由ができたら辞めるタイミングについて考えなければいけません。はっきり言って契約更新前に辞めると派遣先・派遣会社にも迷惑をかけるため、今後の転職に響きます。できるだけ更新をしないで契約期間満了で辞めるのが一番ベストなタイミングと言えます。

ただ、精神的なものでどうしても契約途中で辞めたい場合は無理をしてはいけません。最低でも辞めるタイミングの1ヶ月以上前に派遣会社に相談をしましょう。先ほど述べた自己都合の退職理由を告げて手続きを進めていくのです。

ただ、更新前に辞めてしまうと、「契約途中で辞めた社員」という記録が残ってしまうため、次の仕事が紹介されにくくなるというデメリットは覚悟しておきましょう。

まとめ

最近では、派遣社員は非正規雇用であるにも関わらず、正社員と同等のスキルや仕事量を求められたり、残業を頼まれたりと、何かと弱い立場にいます。またそのような立場の違いを利用したパワハラ・モラハラ・セクハラを受けることも少なくありません。

このような悩みに巻き込まれないためにも、派遣社員は正社員とつかず離れずの適切な距離感で接し、ある意味ドライな人間関係をキープすることで悩まされずに済みます。ただ、どうしても限界という場合にはまずは派遣先の管理職、次に派遣会社に相談をしてみましょう。それでも解決しないときは思い切って辞めることも必要です。

辞める場合は、今後新しい仕事を紹介してもらいにくくならないように、辞めるタイミングと辞職理由について十分注意して手続きを進めていくようにしましょう。