派遣就業の悩み相談

派遣先から理不尽な扱いをされた時の対処法とストレスの発散方法

派遣社員として勤務していると、どうしても理不尽な扱いを受けることがあります。
業務内容によっては、以前と比べ派遣社員にも専門知識や高度なスキルを求める職場は増えてきました。しかし、正社員の中には派遣社員を「単調な業務しか行わない人」や「正社員として就職できなかった人」という思い込みを持っている人もいます。
そういった派遣社員に対する偏見のせいで、理不尽な扱いをされた経験のある派遣社員は多数存在します。
それでは本日は、派遣先の職場で理不尽な扱いをされた時の効果的な対処方法、そしてストレスの発散方法をご紹介します。今現在、派遣先での理不尽な扱いに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

派遣先で理不尽な扱いを受ける派遣社員は数多くいる

派遣社員に対して理不尽な扱いをしてしまう企業は多くあります。派遣社員のことを正社員と同じく「仲間」として扱う理解のある職場も存在しますが、全ての職場がそうであるとは言い難いです。
派遣社員とは派遣会社から派遣されてきた人材であり、その会社に直接雇用されている正社員とは立場が異なります。そのため派遣社員を指導する上司の中には、どうしても派遣社員に対して「よその人」という印象を消し去ることができない人もいるでしょう。
派遣先の上司も無意識のうちに、正社員の部下と派遣社員への対応に差をつけてしまいがちです。また、派遣とは定期的に契約を更新しながら勤務期間を延長していく雇用形態です。
そのため、派遣先企業からしても「すぐやめてしまうかもしれない。」というリスクがあり、一から丁寧に指導しても無駄と考えているケースもあります。

派遣社員が派遣先の上司から受けた理不尽な扱いの事例3つ

派遣社員が受ける理不尽な扱いには、様々な事例があります。派遣社員の中には、実際に理不尽な扱いをされていたとしても職場に相談できる人がおらず、1人で悩みを抱えてしまっている人が多くいます。
またその職場で働く派遣社員が自分しかいなかった場合、悩みや不満を分かち合える人がいなく、より一層強い孤独感を覚えることでしょう。
一口に理不尽な扱いと言っても、職場や上司によってその内容は異なります。実際にどういった扱いをされるケースがあり得るのか、3つの事例をご紹介します。

派遣契約外の業務を押し付けられ、拒否したら叱責を受ける

原則、派遣社員は派遣契約に定められている業務以外のことをしてはいけません。このことは、派遣会社と派遣先企業が契約を結ぶ際に明確に決められています。
しかしこの契約を忠実に守ることによって、派遣社員の職場での居心地が悪くなってしまうケースがあります。
人手が足りない職場では、ついつい派遣社員にも派遣契約外の業務を頼みたくなってしまいます。特に、仕事ができる優秀な派遣社員はなおさら頼りにしたいです。
上司から契約外の仕事を依頼され、「契約外だから」という理由で拒否したら叱責を受けたという派遣社員もいます。
また、この派遣社員が怒られている現場を見ていた他の正社員からは「派遣社員は仕事をすぐに断る」や「派遣社員は責任感がない」などといったマイナスのイメージを持たれてしまったようです。
正社員と違い、どんなに努力をして成果を上げたとしても、その職場での派遣社員の待遇が大きく変わることは滅多にありません。
それにもかかわらず、派遣先企業が派遣社員にも正社員と同じような働き方を求めるのは、非常に理不尽な扱いと言えます。

派遣社員だからという理由で社内の情報が共有されない

派遣社員を「外部の人」として認識している人は、知らず知らずのうちに派遣社員を蚊帳の外にしてしまいがちです。ひどい場合には、業務上必要な情報が共有されず仕事に支障をきたしてしまうこともあります。
これは職場の正社員があえて嫌がらせをしようとして行う場合もありますが、単純に「派遣社員は社内の人間ではないから共有する必要はない」という考えを持っている人もいるからです。
その他、業務内容だけではなく飲み会やお花見など、派遣社員には社内イベントを共有しない事例もあります。
このように情報共有がされない場面が増えていくことで、そこで勤務する派遣社員の疎外感は日に日に強くなっていくのです。

正社員が問題なく取得している有給休暇を取得させてくれない

派遣社員がその企業に派遣される理由は、派遣先企業の人手不足が原因であるケースが大半です。そのため派遣社員の業務内容は、正社員の負荷を軽くするためのアシスタント業務が多いです。
しかし、正社員の負荷を軽減させるために派遣された派遣社員が、いつの間にか正社員から仕事を押し付けられるようになってしまう事例があります。
これは、人柄が良く断るのが苦手な派遣社員に多いでしょう。正社員が派遣社員へ業務を押し付けて有給を取得するなんてこともあるようです。
実際、定期的に契約更新をしながら勤務を続ける派遣社員は弱い立場にあります。そのため有給を取得させてくれないといった理不尽な扱いを受けても、強気に言えずに我慢をしてしまいます。
以上が、派遣社員が派遣先企業から受けた理不尽な事例3つです。その他にも、若い女性派遣社員が「早く結婚して安定しなさい」など、セクハラ発言をされた事例もあるようです。
派遣社員という働き方が世に広まってきたとはいえ、派遣労働システムについてきちんと理解できている人が多いとは言えません。そのため、派遣社員への理不尽な扱いという問題は発生してしまうようです。
それではこういった理不尽な扱いをされた時、派遣社員はどうすべきでしょうか。効果的な対処方法を3つお伝えします。

淡々と業務をこなし、契約期間が終わるまで様子をみる

何を言われようと気にせず、まずは淡々と自分の業務をこなしましょう。派遣社員とは良くも悪くも、外部から派遣された人材です。
社内の人間関係を気遣うのも大切なことですが、あくまで派遣社員の任務は契約で定められた業務を遂行することにあります。派遣先の正社員に理不尽な扱いをされたからと言って、必要以上に落ち込んだり気にしたりすることはありません。
正社員と違い、社内の人間関係や派閥に関与しなくてすむのが派遣社員のメリットです。つまり派遣社員は、正社員と比べて業務だけに集中しやすい環境にあるのです。
自分に与えられた業務を淡々とこなし、その職場で身につけることができるスキルは全て盗む気で勤務しましょう。毎日の業務に淡々と取り組むことで、自身のスキルアップにつながるはずです。

派遣会社から派遣先企業へ忠告してもらうよう依頼する

淡々と日々の業務をこなしていても理不尽な扱いが改善されない。そういった時は派遣会社の営業担当者へ相談しましょう。
派遣会社の営業担当者やコーディネーターは、どんな小さな悩みでも聞いてくれるはずです。派遣会社としても、派遣社員には1つの職場で長く働いてほしいと考えていますので、何かしら改善策を提案してくれるでしょう。
派遣社員が直接派遣先企業へ言いにくいような愚痴や不満は、派遣会社がオブラートに包んで伝えてくれます。
もしかしたら派遣先企業自身も、派遣社員に対して理不尽な対応をしてしまっていることに気づいていない可能性があります。派遣会社から指摘されることで、やっと自らの理不尽な対応に気づくことができるかもしれません。
派遣会社という強い味方がいるのが、派遣社員の強みです。ぜひこの強みは活かすべきです。

最終手段、次回の契約を更新しないという選択を視野に入れる

派遣会社に相談しても解決されない時は、次回の契約更新をするかどうかを検討しましょう。派遣期間の大半は数ヵ月から1年程度だと思われます。その少しの期間だけ我慢をして、契約期間満了後は違う職場を紹介してもらうのも良いでしょう。
派遣社員は契約期間という定めがあるため、いつ更新打ち切りになるか不安な立場にあります。しかし逆に、複数の職場で様々な業務を経験できるというメリットがあるのも派遣社員です。派遣会社のコーディネーターとよく話し合い、次回の職場はより良い環境のところを紹介してもらうと良いでしょう。
理不尽な対応をされるというのは非常にストレスがたまることです。ストレスで体調が悪くなってしまっては、次回の職場で元気に働くこともできません。
以下に、オススメのストレス発散方法をご紹介しますのでぜひ試してみて下さい。

1人で抱え込まずに、職場の同僚や同じ派遣仲間など信頼できる人に相談する

まずは誰か信頼できる人に相談しましょう。同じ職場で働いている人のほうが、実際の職場環境をよく理解しているためオススメです。もし悩みを相談したところで解決がされなかったとしても、誰かに自分の気持ちを伝えるだけですっきりします。
また、もし自分と同じように派遣社員として働く友人がいるようなら、その派遣仲間に相談するのも良いでしょう。同じ派遣社員という立場で働く人同士、きっと分かり合えることも多いはずです。
もしかしたら同じ悩みを抱えているかもしれませんし、そうでなかったとしても同じ目線で何かしらアドバイスしてくれるでしょう。
まずは、ストレスを抱えたら誰かに打ち明ける。1人でため込まないように心がけるのが大切です。

私生活やプライベートの趣味で思いっきり発散する

派遣社員は契約により勤務時間や残業時間がある程度決められているため、正社員と比べてプライベートな時間を確保しやすい傾向にあります。
仕事でたまったストレスは、プライベートで発散するのをオススメします。音楽を聴くのも良いですし、何かスポーツをするのも良いです。とにかく自分が好きなことをとことん極めると明るい気持ちになれます。
本来ならば、職場には何のストレスもなく毎日気持ちよく出社できるというのが理想の状態だと思いますが、実際にはそういった職場を探すのはなかなか難しいです。仕事は仕事、プライベートはプライベートとして割り切るのも1つの手です。

まとめ

以上が、派遣社員が派遣先で理不尽な扱いをされた際の対処方法とストレス発散方法まとめです。
職場で理不尽な扱いを受ける機会というのは、正社員や派遣社員といった雇用形態に関係なくどこにでも存在します。しかしやはり、多くの正社員からみた派遣社員は弱い存在にあるため、理不尽な扱いを受けやすい状況にあります。
だからこそ、そういった派遣社員の悩み解決の手助けをするために派遣会社があります。職場で理不尽な扱いをされたからと言って、1人で悩む必要はありません。
どんなに小さなことでも良いので、まずは誰かに相談しましょう。理解のある職場で、毎日生き生きと働くことができるのを願っています。