派遣の基礎知識

派遣社員が有給を取るには?6ヶ月以上契約していれば必ず取れる有給

派遣社員は正社員と違って、正式な社員じゃないから有給を取りたいって言いにくい。なんてことありませんでしょうか?

でも、本来休めるはずの有給があるのに、言うことを恐れて休めないのは「悲しい」ですよね?しっかりと有給を取るための手順をこなせば、有給は必ず取れます。

では、どのように有給を取りたいと伝えれば良いのか?気をつけるべき点を踏まえつつ紹介していきます。

有給は、雇用契約を”6ヶ月間結んでいれば自動的に有給が付与される

有給を取得できるのは雇用契約を結んでから6ヶ月後、そして1年が経過するごとに有給を取得できる日数は増えていきます。

申請先との雇用関係にあれば6ヶ月で10日の有給がもらえる

有給が付与されるのは、雇用関係を結んでから6ヶ月後で10日間有給を取る事が可能となり、6ヶ月目の有給取得から更に1年が経過すると、11日の有給が付与され、6年目には20日の有給をゲットできます。

最初の6ヶ月目が10日、16ヶ月目で11日、26ヶ月目で12日、36ヶ月目で14日、46ヶ月目で16日、56ヶ月目で18日、66ヶ月目で20日と年を増すごとに有給は増えていきます。

注意として、有給日数が増えていくから後でまとめて30日くらい取ればいいか、なんて思っているのは逆に損してしまいます。有給には有効期限が存在し、有給が使える日から2年が経過してしまうと、残っていた有給は丸々消えてしまいます。

6ヶ月目で付与された10日の有給を、36ヶ月目まで保持し続けて合計47日間有給を取ろうと考えていても、最初の6ヶ月目で付与された10日は有効期限切れで消えてしまっていて、損をしてしまうなんて事が無いように気をつけましょう。

6ヶ月未満の契約でも契約更新を交わしたなら10日間の有給は付与される

最初から6ヶ月以上勤務するつもりじゃなかったけれど、意外と楽に働けるからこのまま契約更新したい場合があると思います。

では、契約当初に6ヶ月以上働かないと言っていた場合、契約更新したら有給は貰えないかとなると、答えはNO。貰えます。

登録型派遣会社も、同じ派遣先での勤務が6ヶ月以上となるなら、有給は付与されますよ。

有給を取る時は”1ヶ月前から告げておくのが大事、申請の注意点は?

有給を取得するのであれば注意点があります。「事前申請」と「取り方」、「申請の伝え方」の3点に気をつければ有給は問題なく取得する事出来るでしょう。

電話でも直談判でも「優しく丁寧」に申請するのがポイント

有給を申請するのであれば、「優しく丁寧」を心がけましょう。相手は機械ではなく人間なので、「有給取りたいんだけど~?」のように適当に申請するのではなく、「すみません、◯◯日から◯◯日まで有給を取らせて頂きたいです。」と丁寧に分かりやすく伝えましょう。

なるべく「1ヶ月前」から有給を取りたい旨を伝えるのがベストです。そうすれば、相手側も余裕がありますし、「忙しいからダメ」と否定的な言葉をかけられる事もないでしょう。

一気に有給を連続して取ろうとすると「悪印象」?

有給を取る時に丸々20日間連続して有給を取るといった、おおよそ二週間近くの連続有給取得は控えておいた方がいいでしょう。正社員と違って派遣社員なので、「この人ダメだ」と思われれば意外にポロッと解雇されるなんて事があります。

契約を切られようとも構わない精神であれば問題ありませんが、仕事を続けておきたいのであれば連続して取るのは程々にしておいたほうが吉ですね。

業務運行に支障がなければ有給申請は通るのが基本なのか?

有給を取得できないと断られたら、怒られたらと思うと足がすくんでしまうものです。そして日本人は働く事には何時間も費やすのに、休む事はあまりしたがりません。では休む事は悪か?と問われれば全くの大間違いです。

「忙しいから」と言われても業務が正常に行えるなら有給は通る

「今忙しい時期だからダメ」、「人手が足りないからダメ」と言われて有給を取るのを控える。それは完全に控えたあなたが損をしています。

有給は「業務が正常に行えない場合」を除いて、基本こちら側の都合で有給を申請できます。「業務が正常に行えない場合」というのは、その人が居なければ運行できない業務、いわば役職系やリーダーが該当するでしょう。

そんな重要な役割でないなら、業務自体は正常に運行できるので「忙しい」、「人が足りない」といった理由で有給取得を拒否する事はできないのです。

有給=悪、という思考を捨てて思いっきり有給を申請しよう

有給=悪という思い込みこそ「悪」です。頭痛がするから休む、オーケーです。悪化して重大な病気にでも発展したら?取り返しのつかない事態になったら?会社は何が出来るんでしょうか?

家族の体調が崩れたみたいだから休んで見舞いに行きたい、オーケーです。もし、家族の体調が更に悪くなり、亡くなってしまったら二度と会えませんし、会話もできない。「休む」という行為は決して悪ではなく、「人間として生きる上で必然の行為」なのです。

人間は皆、睡眠を必要としますよね?それは休まなければ、脳がオーバーヒートして負荷がかかるからです。だから大いに有給を申請して下さい。悪びれる必要はありません、有給は与えられた「休日チケット」です。

いつでも休める権利をあなたは持っているのですから、何も怖じける事なく、「有給チケット使いたいです」と申し出て下さい。

「休む=悪」ではありません、「休む=必然」です。覚えておいて下さい。

まとめ

有給を取ることに恐れないで下さい。有給は6ヶ月勤務したご褒美だと、頭にインプットして焼き付けておきましょう。好きなイベント、親友や恋人との遊びの約束、家族との時間、自分の命。仕事とどちらが大切ですか?

一回きりのイベントと、いつも行っている仕事、会える時間が限られている人との時間と、いつも行っている仕事、そして、一度の人生である「自分の命」

存分に有給を消化して下さい、変に高圧的に有給を申請せずに、1ヶ月前程から有給を取ると伝えていれば、しっかりしている職場であれば有給をすんなり取らせてくれます。

逆に「忙しい」、「人手がない」と理由づけて断ってくる職場は、今後も同じ理由で拒否してきます。

そういった職場だと判断したら辞めて、別の職場を探す事をオススメします。

有給を取り残さず、与えられた休日はキチンと満喫していきましょう。